2013年10月5日土曜日

世界農業遺産

 10月1日、たかさき進県議は八島県議とともに、「世界農業遺産」に認定になった国東半島宇佐地域の取り組みを調査するために、国東市を訪れ真城農政課長、田川政策企画課主査より世界農業遺産について伺いました。担当課によると、昨年10月に関係6市町村により世界農業遺産推進協議会の設立に向けた準備会議を開催。その後、関係機関と継続的に協議を重ねていました。今年2月には、国連食糧農業機関と国連大学関係者による現地調査も行われました。今年5月30日に石川県で開催された「世界農業遺産国際会議」において、大分県国東半島宇佐地域が世界農業遺産に認定されました。(熊本・阿蘇、静岡・掛川の2地域も認定)

 世界農業遺産とは、国連食糧農業機関が認定するもので、「社会や環境に適応しながら何世紀にもわたり発達し、形作られた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれと関わって育まれた文化、景観、生物多様性に富んだ、世界的に重要な地域を次世代に継承すること」を目的にしたものです。既に日本では、新潟県佐渡地域、石川県能登地域が先行認定。世界では、11か国、25地域が認定されています。

 国東市はクヌギを利用したシイタケの原木栽培が盛んです。クヌギは伐採しても根株から約15年で再生するといわれています。伐採と再生が繰り返されることで、森林の新陳代謝が促されています。また、この地域は降水量が少ない分、ため池を水路で連携させて水を確保しています。クヌギ林は、ため池の水源をかん養しており、それによって、米、シチトウイ、原木乾しいたけなど、多様な農林水産物が生産されています。また、水辺には、特別天然記念物オオサンショウウオなど多様な生態系を育んでいます。このような資源循環型のシステムが世界農業遺産の認定につながりました。伝統的な知識を生かした農法や環境と調和した農法、景観などを積極的に評価し、農業の振興につなげることも重要であると思います。

 

 

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